2000年3月5日 こうへい ![]()
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披露!生まれたままの姿
あれは二年前、心臓の手術で入院した頃の話です。
そのころ、私の心臓の内部には大きな穴が開いており、病名は「心房中隔欠損症」というある種の病気でした。
しかし、あとから聞くとそれは、生まれて間もない赤ん坊の時に発見され手術される病気であり、私のように17歳になるまで発見されないケースはめずらしいとのこと・・・
いままで通っていた病院の医者は風邪の時とかに発見できなかったんかい??
閑話休題。
入院してから数日して、カテ−テル検査の日がやってきました。
その検査は、カテーテルという管を太ももの静脈を伝って心臓の内部にまで通し、心臓の内部の様子を見る検査。
聞いてるだけでも気持ちが悪くなりました。
病室で全裸になり、もちろんあそこの毛もすべて剃られ、生まれたままの姿になったところで、手術着を着て病室に到着。
局部痲酔がかけられました。
モニターには私の胸部のレントゲン映像が・・・
そこには紛れもなく私の元気に脈打つ心臓がでかでかと写し出されています。
そしてその心臓の中には細長いミミズのようなカテーテルがうようよ這い回っているのが見えました。
お医者さんは結構ノリノリで、
「はいここが穴で・・・ここが右心室・・・」(コンコン)
と、カテーテルで私の心臓の内側から心臓をノックしてきます。
私はそのたびにゴホッゴホッと咳き込むのですが、先生は鼻歌混じり・・・(TT)
検査が私の予想以上に長くかかり、私がすこし飽きてきたその時、
コンコンコン・・・
と検査室のドアをノックする音。
「しつれいしま〜〜〜す」
と入ってきたのはうら若き看護婦の卵が総勢12人。
その時、私、全裸。
しかも剃れたてほやほやの一物丸出し。
17歳・・・
(0o0)!!
その看護婦の卵達、皆手に手にノートを持ち、なにやら熱心に一生懸命メモを取っている様子。
私、心の中で祈るばかり。終わってくれぇ〜〜〜(TT)
ムスコ、とってもシャイ。
(ここぞとばかり本領発揮してくれればよかったのですが・・・)
「・・・クスクスクス・・・」
な、な、な、なんなんなんなんなんだぁ〜〜〜〜??
なんで笑ってンだぁ〜〜〜?
その「クスクスクス・・・」ってのはなんだぁ〜!?
はぁ〜〜。
考えてみると、あの時が最も多くの女性に私の一物を披露した瞬間でありました。
まいったか!と言えなかった自分が悲しい・・・
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