2000年2月4日 satas ![]()
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厳粛!誰がために鐘は鳴る
先日、おもしろいネタを仕入れましたので投稿します。
会社のもと重役さんが亡くなったので、関係部署所属のわが後輩ヨシノブ君(仮名)は手伝いに行くことになりました。
案内役を与えられ、まあ問題無くこなしたそうです。
告別式も終わりに近づき「やれやれ終わりか」と思ったとき、ヨシノブ君は同じく手伝いに来ていた上司に声をかけられました。
「君もお参りしてきなさい」
会場へ着くと焼香を待っている人はおらず、ヨシノブ君はご遺族に挨拶し、焼香台の前に行きました。
お香を一つまみ。炭の中へ。そして拝みました。
そしてヨシノブ君なにを思ったか・・・
祭壇に進み出ます。そしてばちを持つと
ちぃ〜ん
周囲が呆然としている中、ヨシノブくんは颯爽と退場しました。
そうです。
このヨシノブ君、物心ついて以来葬式の経験が一回もありません。
このときは「前の人の真似をすればいいや」と思っていたそうです。
しかし、会場に入っていくと前には誰もいません。
おまけにご遺族と目が合ってしまいました。もう引き返せません。
ヨシノブ君は意を決して焼香に望んだそうです。
まわりも何も言わなかったのでOK!と思っていたそうです。
ただ、帰り際に葬儀社の人から一言。
「ご経験・・・少ないでしょう?」
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