2000年1月1日 ゆげ [URL] ![]()
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意識!無意識の狭間
私はもけもけとした毛を触るのが大好きだ。
ぬいぐるみとか、あとコートとかの袖やフードにくっついているファーなんか見ると触らずにはいられない。
そんな私がとうとうやってしまった、お話である・・・。
何年か前の冬のことだ。
会社帰りの電車の中だったと思う。
座れる程ではなかったが、その時間にしては電車の中は空いていた。
吊革や手摺につかまるでもなく、ドアのところに寄りかかるでもなく・・・。
中途半端な位置にただ、ぼーーーーーっと突っ立っていた。
そお、ぼーーーーーーーっとね。
途中の駅から、もけもけの毛の付いたフード付きコートを着た二十歳くらいの女の子が乗ってきた。
ぼーーーーーーっとしながら、彼女のフードを見て
「・・・あぁ・・・触ったら気持ちよさそうだなぁ・・・。触ったら・・・触ってみたいなぁ・・・」
なぁーーーーーーんて思っていた・・・。
ら、だよ。
気が付いたら手が伸びて、その女の子のフード掴んでました(@@;
その子はびっくりして振り返り、怪訝な目を私にむけた。(当たり前である)
びっくりしたのは私も同じなのだが、なんか言わないとっ。言わないとっ・・・。
「えっとーーー。そおじゃなくてぇーー・・・」
言葉が続きません(泣) 意味不明だしっ(号泣)
つーーーか、何が「そおじゃない」
のか。
そおじゃないなら、なんなんだってなもんなんだけどもね。
もっとましな言葉がなかったのかと思いつつ、次に出てくる言葉に詰まっていると、次の駅に着いたので
「すみませんでした・・・」
と一言謝り、電車を降りたのでした・・・(;_;)
・・・無意識って・・・恐いですね。イヤ、ホント。
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