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行商!でもそれって・・・

1999年12月12日  ゆうか


2度目の投稿です。


我が社は四大工業病の有名な場所にあります。
中小企業が集まる工業地帯で、地方からの物売りが月に1度くらいやってきます。
青森のリンゴ、熊本のメロン...これくらいならいいでしょう。ある日スゴイ人がやってきたのです。

2人組で背中には大きなリュック、両手に大きなカバン。髭面でキタナイ感じ。

「1年ぶりに遠洋漁業から帰ってきたんだよ。ロシア方面からいろいろ持ってきたんだけど買ってくれないかなぁ。おっと、これは違法だから内密にね」

ごそごそリュックから何かを取り出す。出てきたものは...

「これはねぇ、銀色狼だよ。姉ちゃん知ってる? 天然記念物なんだよ天・然・記・念・物! これも天然記念物になったキツネだ。ワシントン条約にひっかかったらコレだよ」

と手錠かけられたようなポーズでニヤニヤ。

「本当は100万くらいで売りたいんだ。来週また漁業行くからとりあえず売れりゃいいんだよ。コレ(狼の毛皮を指差して)15万でどや? 遊びに行く金が欲しいんだよ」
「えぇぇぇぇ? そんなのいらないですよ。・・・遊びって・・・?」
「聞くだけヤボだよ。ソープ行くのソープッ!! がははははは!!
「はぁ・・・そうですか。でも誰もいらないそうなんで・・・すいません」
「なんだ、そうか。良い話なのに。そうだ、今日宿が無いんだ。ココ倉庫会社だよな? 一週間俺を預かってくれないか? できるわけねぇか。がはははは。また来年頼むな!」

男達は隣の会社に行ってしまいました。来年も来るんでしょうか?

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