投稿ネタ866へ  ネタ一覧へ  投稿ネタ864へ

驚愕!不正経理処理摘発の瞬間

2002年10月16日  しゃおめい


私はアメリカの某監査法人にて、公認会計士として日系企業の監査業務を主に担当しております。

職業柄、本当に色々な会社の財務諸表や経理処理を目にする事が出来るのですが・・・
新人の頃のネタを投稿して見ようと思います。


まだ新人の当時。
と或る会社の年度末の「費用」の詳細に目を通していました。

すると、そこに何やら明細の不明な4万ドル程(480万円)費用として落とされています。

そこで、会社の経理を牛耳っているお偉いさんにお話を聴く事に。

「あの〜、この詳細不明の金額はなんでしょうか」
「あ、これ? これはですね、利益率を調べたらとても低い率が出まして、絶対そんなハズは無いので、その利益率が出るように、差額を売り上げに計上し、それを一旦資産勘定にして、3ヶ月で償却しました」

!!!
そんなハズは無いって、アンタ!!
(心の叫び)


この時点で、経理が分かる人なら、椅子からひっくり返り落ちて居る事でしょう・・・

そう、この人、利益を大きく見せるために、ありもしない架空の売り上げを1千4百万円程、年度末に堂々と計上していたのです。
でも、そのままではその数字が永久に残ってしまう為、次の年度にまたがって小さ目の額で費用に混ぜて数ヵ月間でもみ消すという、多少の悪知恵を働かせた模様。

数字が大きいかどうかは微妙だとしても、その「経営精神」が疑われます。


この会社、日本では一部上場企業ですが、ヤバイかも。


でも、この人の一番凄い所は・・・
それを監査の人に堂々と報告してます!!!(爆)

まあ、下手に隠蔽されるよりはずっと手間が省けて良いですけど・・・
私、うら若き24才にて、人生初めての不正摘発の瞬間でした。

(この会社で、他にもネタになりそうな不正のやり方不正処理摘発の方法をたくさん学ばせていただきました)

− 865 −

投稿ネタ866へ  ネタ一覧へ  投稿ネタ864へ