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合格!絶対の自信

2002年8月3日  ボトルキープ


私がまだ地元で小中学生の塾のバイトをしていたころ。
入塾希望の子供母親から電話がありました。

「はい、△△塾です」
「ちょっとご相談があるのですが」
「はい」
「今、うちの子は○○塾(うちとは別の塾)に通ってるんですけど、友達がそちらの塾に行っているから自分もそちらに通いたいと言って聞かないんです。どうしたらよいでしょう?」

・・・えっ?
それはうちの塾に入れたくないって事か?

おいおい仮にも俺は塾の人間だぞ。塾生集めるのも仕事なんですが( ̄◇ ̄;)

あっ、「どうやって手続きすれば」っていうことかな?
さすがに通わせたくないなら電話なんかしないだろ。


そんなことを思いつつ、

「あ、そうですか。ありがとうございます。それではまずお子様を連れてこちらにいらして頂いて、簡単なクラス分けのテストをして頂く事になりますが、ご都合の良い日などはございますでしょうか?」
「は?」

・・・数秒の沈黙。

「あなた何を仰ってるの? 何でうちの子がそちらの塾のテストを受けなければいけないの? うちの子は東大に入る子よ!

おいおい、やっぱりうちの塾に入れたくないのかよ!( ̄◇ ̄;)
ってか、東大に入るって決まってんのかよ!

「はぁ、ではお母様は当方にはお子様を預けたくないと言うことでしょうか?」
当然でしょ。うちの子は東大に入るために塾に通ってるですから」

・・・・・。

「では、お子様とよくお話をされて決めてみてはどうでしょうか?」
「それがねぇ、なかなか簡単には出来ないのよ、拓哉(仮名)は一度言ったらなかなか諦めない、芯の強い子なんですよぉ。それが良いところでもあるんですけどねぇ」
「はぁ・・・」

俺にどうしろって〜の?

「ですから、△△塾の先生から『○○塾の方が良い』って言って頂ければ拓哉も諦めると思うんです」

マジですか( ̄Д ̄;)

こういう場合どうすりゃいいんだ?
とりあえず他の人に電話渡しちゃお〜!

「申し訳ございません。話の解るものにお電話をお繋ぎしますので、少々お待ちください」

そして、近くにいた××先生に、

「××先生、何か変な電話が掛かってきて・・・」(今までの状況を説明)
「わり〜、これから授業あるから、適当にあしらっておいてくれ」

俺バイトだぞ! どうせいっちゅうねん!

「大変お待たせいたしました。申し訳ございません。今あいにく話の解るものが席を外しておりまして、また後日こちらからご連絡・・・」

しかし話の途中で、

「良いわよ、あなたでも。ただ、拓哉に諦めさせてもらえればそれで良いんですもの、簡単でしょ?」

あんたさっき簡単じゃね〜って言ってただろ!

「いや、ですから、後日こちらからご連絡をさせていただきますので、それまでにもう一度お子様ときちんとお話された方が良いかと思いますが」
「あなたで良いって言ってるじゃないの。言葉通じてます? だから△△塾じゃ東大入れないって言われるのよ! あなたは△△塾の悪口を拓哉に言ってくれれば良いのよ」
「・・・申し訳ございませんが、私からはそのような事は言うことが出来ないのですが」
「あなたじゃ話が通じないわ! ちょっと、話の解る人に代わって頂戴」

だからこっちから連絡するって言ってるじゃないかっ!

「ですので、後日こちらからご連絡を差し上げると言うことでよろしいでしょうか?」

しかし、もうヒステリー状態で、

「結構です! 私が諦めさせますから!」

ガチャン!


私の後ろから、いつの間にか立っていた××先生が、

「おいおい、だめだろ〜。今みたいな母親はいろいろ悪口いいふらすぞ〜。そんなことになったらバイト代払えないからな〜」

だったら自分で話してくれよっ!!


ここのバイト、2ヶ月で止めました(TT)

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