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製氷!質量保存の法則

2002年7月3日  夏目 想太郎


私は以前、家電店で働いていました。そこで起きたネタを一つ。


ある年配の男性のお客様冷蔵庫を買いにやってこられました。一見様です。

お客様の選ばれた物は、今では当たり前になってきた自動製氷機能が付いていたものでした。

納品自体はつつがなく完了。
説明もして店へと帰りました。


・・・そして半年後・・・


店にいるとそのお客様より一本の電話が入りました。

「あんたの所で買った冷蔵庫な、氷がちっともできへんぞ! どないなってんねん!! 今すぐ見に来てくれや!!」
「はい? わかりました、すぐにお伺いいたします」

あれ? おかしいな、故障でもしたんかなぁ?
そう思いつつ現場へ。

「まいど〜○○電器です。お待たせいたしました〜」
「おう、兄ぃちゃんか。どないなってんねん、アンタのトコのは? ちぃっとも氷ができへんねん」
「いつ頃からできなくなりましたか?」
買った時からや」
「はい?」

それって半年前って事ですか??

「氷がな、一回もできへんねん。新しいのに交換してくれや」
「ちょっと待ってくださいね、確認しますから」

冷蔵庫を開けて、吸水タンクを確認すると・・・やはり・・・

「あの〜、水が入ってないんですけども・・・?」
「なんで水なんか入れるねん!」

え?

「いや、氷を作るには水が必要ですよね?」
「だから自動で氷の作れるやつにしたんやろうが」
「・・・いえ、最初に説明しましたよね、このタンクに水を入れてくださいと」
「そんなん言ってたか? 聞いてないで」

・・・・・。

「最初に色々説明したんで、ややこしくて一々覚えてられませんよね?」

と、一応相手はお客様なのでフォローを入れたのですが、

「これ気に入らんからやっぱし新しいのに変えてくれ」

・・・・・・・・。

「いえ、何の問題もございませんので、申し訳ないのですがそれは無理です」(キッパリ)

その後、暫し説得するものの、

「ならメーカーに直接電話するわ」

との事。
何を言っても無駄なので、もう自由にしてもらうことにしました。


もちろん店に帰って直ぐ、メーカーには報告しときましたけどね。こんな電話が来るよって。
後日メーカーに聞いてみた所、ややこしい性格の人なので新しいのに取り替えましたとの事。

そしてそれ以降、そのお客様からの連絡は一切来なくなりました。チャンチャン♪

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