2002年6月29日 劣化ウランちゃん ![]()
![]()
珍客!手も足も出ませんでした
前回に引き続き、披露宴最中でのハプニング(?)を投稿させていただきます。
とある6月のこと。
いつものように披露宴が始まりました。
その日、私は久しぶりのバカンスでしたが、パントリーに欠員が出たため、急遽ピンチヒッターとして入りました。
正直なところ「めんどくせーめんどくせー」と心の中でぶーたれていました。
担当テーブルのお客様は7名。比較的ご年配の方々でした。
こちらが恐縮するぐらいに礼儀正しく、内心「運がよかった」と胸をなでおろしました。
しかし、その中のお一人が、実は強烈な爆弾だったわけで・・・
まず、開宴直後に呼ばれて、
「お兄ちゃん、コーヒーのスティックシュガー持ってきてくれんか?」
「・・・はぁ」
「今すぐ今すぐ。早よしてくれ」
「かしこまりました。少々お待ちくださいませ」
何に使うんだ、こんなもん?
邪推しながら、お客様にお渡ししました。
「お待たせしました」
「おう」
そのお客様は、スティックシュガーを受け取ると・・・
一気飲みされました。
(°□°)・・・
さらに、料理をお出ししていたときのこと。
「おい、兄ちゃん」
「はい」
「スイカ持ってきてくれんか?」
「・・・は?」
すいか。
すいかと確かに聞いたよな、俺の耳。
「スイカだよ、スイカ。よくこういうとこに置いとるやろーが」
お客様は両手で丸い物体を描写し、円卓中央のお花を置いているところを指差されました。
Σ(−□−;)やっぱり西瓜かい!
「申し訳ございません、こちらではお取り扱いしかねます」
と言おうとした、その時。
とどめの一撃が。
「無いなら買ってこい!」
(♯−−)やめてくれ。
「しょ、少々お待ちください。確認してまいります」
いったん保留にして、上司と相談。
キャプテン曰く、
「スイカ? 聞いたことねーぞ」
宴会部主任曰く。
「ないないない! ないって言っとけ!」
やっぱ、そうだよな。
その旨伝えようとしましたが、お客様がこちらの事情を察してか、
「もういいわ、ジュースで我慢する」
とおっしゃってくださいましたので、辛くも解決しました(のか?)。
あとで先輩に聞いたところ、高級クラブやスナック等で、花の横に果物を置くことがある、ということでした。
大いに納得。
披露宴にご出席のご予定があるお客様に申し上げます。
ご披露宴会場は、新郎新婦さまのご結婚をお祝いする場所です。
クラブやスナックと同視しないでくださいませ。
− 813 −
![]()
![]()