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激安!それって正しいけど

2000年3月1日  楼蘭


学生時代に、自動車保険の休日・夜間の電話受付センターでバイトしていた時の話です。

そこのセンターは、損害保険会社が夜間や休日で休みの間に、自動車事故の報告を受付しています。
事故を起こした・事故に遭った直後のお客様から、大抵は「どうしたらいいんでしょう」という電話がかかってくるセンターです。


日曜日の午後、まったりとしたセンター内の空気を突き破って、私のブースの電話が鳴りました。

「はい、○○火災、自動車事故受付センターです」

声の感じだと、若い男の子だな、という感じです。
しかも、しゃべり方がちょっとヤンキー入ってます。けだるそうなクセに、ちょっと偉そうです。

いつもの調子で電話を受けて、お客様の名前や生年月日、契約番号、事故の状況を聞いて行きます。
私の勘は外れておらず、生年月日から、やはり18歳の若者であることが分かりました。

だめだよ、若さに任せてアクセル踏みまくってちゃぁ〜

心の中で説教をたれます。

状況を聞いた段階で、対人事故ということが分かったので、続いて事故の相手についても尋ねます。

「それでは次に、事故の相手のお名前からお教えいただけますか?」
「えっとぉ〜、ヤスダっていうんだけどぉ〜」

おそらくは「安田」さんだと思うのですが、ここでマニュアル通りに、漢字を確認します。

「ヤスダ様のお名前は、漢字でどう書きますか?」
「えっとぉ〜、激安の”安”にぃ〜・・・」

おいおいおいおい、人の名前を「激安の”安”」はねぇだろう〜!!!
普通、「安全の”安”」とか、「高い安いの”安い”」とか言うだろう〜!!!

・・・と思いつつ、電話のこちら側で、最後まで必至に笑いをこらえてました。

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